第16回美人画研究会

日時:2018年8月26日(日)13:00~17:00

場所:森下文化センター第2研修室

★クリエイティブタイプの会・・・「粋な美人とはどんな顔?」

  粋な美人を研究して来られた城戸崎雅崇さんの解説とスライドで学び、粋に変身した美人画を実際に描いてみました。

 

★「文学作品に描かれた美人を描いてみよう」・・・題材は、夏目漱石の作品に登場する女性達です。「虞美人草」「三四郎」「夢十夜」など、多彩な作品に登場する女性たちの中から好きな美人を選び、絵を持参して参加者同士が自由な雰囲気でディスカッションいたしました。

 9月1日(土)、2日(日)に開催された「日本顔学会フォーラム顔学2018」において、美人画研究会としてこのテーマの作品を展示発表させていただきました。

 

 

第一部の「粋な美人とはどんな顔?」では、まず最初に用意した3人の美人の写真コピーから、そのままの美人画を描きました。用意した3人の女優さんは、清楚な吉永小百合さん、可愛い深田恭子さん、セクシーな壇蜜さんです。

 

次に城戸崎雅崇さんに、九鬼周造氏の「粋の構造」による”粋”について、独自の見解を交えながら講義していただきました。

 

スライドで参考例の画像を見ながら”粋”について学び、今度は同じ女優さんを粋に変身させた美人画を描きました。時間はそれぞれ20~30分程度です。

 

変身した美人はいかがでしょうか?
城戸崎さんに「ベスト変身大賞」を選んでいただき、大阪からご参加くださった福西由美子さんの壇蜜の粋な美人画に決定!


第2部の「文学作品に描かれた美人を描いてみよう」、今回のテーマは夏目漱石氏の小説に描かれた美人たちです。

「虞美人草」の藤尾、糸子、「坊ちゃん」のマドンナ、「こころ」のお嬢さん(奥さん)、「夢十夜」の女、「それから」の美千代など、たくさんの美人の絵が集まりました。

それぞれどんなこと思いながら描いたのかを話し、意見交換しました。